VS Codeのおすすめ拡張機能10選【初心者向け】
〜“書く・見る・理解する”をサポートする最強環境〜
はじめに:VS Codeは“素のまま”ではもったいない
Visual Studio Code(以下、VS Code)は、Microsoftが提供する無料の高機能エディタ。
多くのプログラマーやWebデザイナーに愛されている理由は、
軽量かつカスタマイズ性の高さにあります。
しかし実は、VS Codeは拡張機能を入れて初めて本領を発揮するツールです。
インストールしたばかりの状態は“ベースキャンプ”。
そこに便利な拡張を足すことで、
コードの補完・整形・デバッグ・デザインプレビューなど、
あらゆる作業がスムーズになります。
この記事では、初心者でも安心して使える
「VS Codeのおすすめ拡張機能10選」を
目的別にわかりやすく紹介します。
第1章:まずはこれ!必須レベルの基本拡張
① Japanese Language Pack for Visual Studio Code
まず最初に入れるべきは日本語化パック。
VS Codeのメニューやエラーメッセージを日本語化してくれます。
- 英語が苦手でも安心
- 設定画面・エラーメッセージが理解しやすい
- 初期設定での混乱を防げる
インストール後、VS Codeを再起動すれば日本語化が完了します。
初心者の「最初の一歩」はここから。
② Prettier – Code Formatter
「インデントや改行、スペースのずれが気になる…」
そんな悩みを一瞬で解決してくれるのがPrettier。
この拡張機能は、コードを自動で整形してくれる便利ツールです。
例
Before
function hello(){console.log("こんにちは")}
After
function hello() {
console.log("こんにちは");
}
- 保存時に自動整形(設定でON可能)
- チーム開発でのコードスタイル統一にも最適
“読みやすいコード”=“バグが減るコード”です。
③ Code Spell Checker
意外と見落としがちなスペルミス検出ツール。
「background-color」を「backgroud-color」と書いたミスなどを教えてくれます。
- コーディング中にリアルタイムでスペルエラーを警告
- 日本語コメントは無視されるため邪魔にならない
誤字脱字は、特にCSSや変数名で大きなバグを生む原因。
初学者ほど入れておきたい“守りの拡張”です。
効率が劇的に上がる!時短拡張機能
④ Live Server
HTML・CSSの学習に必須レベルの拡張。
VS Codeからワンクリックでブラウザプレビューできます。
- 保存するたびに自動リロード
- HTMLファイルをリアルタイムで確認可能
- ローカル環境を即時構築
Webデザイン学習者にとっての神ツール。
「保存→ブラウザ更新」の往復をなくしてくれます。
⑤ Auto Rename Tag
HTMLタグの閉じ忘れ・修正漏れを防ぐ拡張。
タグ名を変更すると、自動でペアの閉じタグも変更されます。
例
<h2>タイトル</h2>
を
<h3>タイトル</h3>
に変えたいとき、<h3>に書き換えるだけで</h3>も自動で追従します。
- 初心者のタグエラーを激減
- HTML・React・Vueなど幅広く対応
⑥ Auto Close Tag
こちらは閉じタグ自動補完ツール。<div>と入力してEnterを押すと、即座に</div>を自動挿入します。
「閉じ忘れ」「タグのネストミス」を防ぎ、HTMLを書くスピードが格段に上がります。
⑦ Path Intellisense
ファイルパス入力をサジェストしてくれる拡張です。
例
<img src="i">
と入力した時点で、img/logo.pngなどの候補が出ます。
- 画像・CSS・JSファイルの参照ミスを防止
- 大規模プロジェクトでのパス指定がスムーズ
「パスで詰まる時間」がゼロになります。
見た目と操作性をアップ!快適UI拡張
⑧ Material Icon Theme
フォルダやファイルにアイコンを表示してくれる拡張です。
- CSSファイルにはスタイルアイコン
- JSファイルにはスクリプトアイコン
- 直感的にファイル構成を把握できる
視覚的な整理=作業スピードの向上。
プロジェクトが大きくなるほど、このありがたみを実感します。
⑨ Night Owl / One Dark Pro
長時間作業する人の目を守るダークテーマ拡張。
特に「Night Owl」は青系の優しい配色で人気です。
- 目の疲労を軽減
- コードの構文が見やすい
- 夜間作業に最適
気分転換や集中力アップにもつながります。
「テーマ選び」はモチベーションを保つ秘訣です。
コード理解を深める!学習サポート拡張
⑩ GitHub Copilot(AIコーディング支援)
初心者にも心強いAIペアプログラマー。
あなたが書きかけたコードをAIが予測し、次の行を提案してくれます。
例
// 配列の平均値を計算する関数
とコメントを書くと、
その意図を理解して関数を自動生成してくれます。
- コード例を学ぶ教材にもなる
- 設計意図をコメントで伝える練習にも最適
- 試行錯誤しながら“考える力”を伸ばせる
「AIに頼る」のではなく、「AIと考える」時代へ。
Copilotは、学習者にとって最高のトレーナーです。
拡張機能を管理・最適化するコツ
便利な拡張機能も、入れすぎるとVS Codeが重くなります。
そこで、管理のポイントを3つに絞っておきましょう
① 不要な拡張は定期的に整理
使わなくなった拡張はアンインストールまたは無効化。Command + Shift + P → Extensions: Show Installed Extensions で確認できます。
② 設定をエクスポートしてバックアップ
VS Codeの設定はJSON形式でエクスポート可能。
複数PCで学習する人は同期機能を活用しましょう。
(例)settings.json を保存しておくと再インストールもスムーズ。
③ 学習ステージに合わせて拡張を見直す
最初は「整形系+UI系」で十分。
慣れてきたら「Lint(構文チェック)」や「Git拡張」を追加。
学びのステージに応じて環境を進化させることが、
効率的なスキルアップにつながります。
まとめ:VS Codeを“自分専用の学習空間”に育てよう
VS Codeは、ただのエディタではなく“成長を支えるプラットフォーム”。
拡張機能を取り入れることで、
・作業効率が上がる
・コード理解が深まる
・学習が続けやすくなる
学び始めの今こそ、「自分に合った環境を整えること」が成長の第一歩です。
この記事で紹介したおすすめ拡張まとめ
| カテゴリ | 拡張機能名 | 機能概要 |
|---|---|---|
| 日本語化 | Japanese Language Pack | 画面を日本語化 |
| 整形 | Prettier | コード自動整形 |
| スペルチェック | Code Spell Checker | ミス防止 |
| プレビュー | Live Server | 自動ブラウザ表示 |
| タグ管理 | Auto Rename Tag / Auto Close Tag | タグ補完・修正 |
| パス補完 | Path Intellisense | ファイル参照補助 |
| 見た目 | Material Icon Theme / Night Owl | 見やすく快適なUI |
| AI支援 | GitHub Copilot | コーディング支援 |
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