モーダルウィンドウをJavaScriptで実装する方法
Webサイトを訪れた際、よく目にするモーダルウィンドウ。
特定のボタンをクリックすると、画面上に小さなウィンドウがポップアップし、
通知やフォーム、メッセージを表示することができます。
今回は、JavaScriptを使ってシンプルなモーダルウィンドウを実装する方法を解説します。
モーダルウィンドウとは?
モーダルウィンドウは、ユーザーが操作を行うまで他のインターフェースが利用できなくなる、
ポップアップウィンドウの一種です。
例えば、確認メッセージやフォームの入力を促す場面でよく使用されます。
HTML構造を準備する
まず、モーダルウィンドウの基本的なHTML構造を準備します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Modal Example</title>
<style>
/* モーダルのスタイル */
.modal {
display: none; /* 初期状態では非表示 */
position: fixed;
z-index: 1;
left: 0;
top: 0;
width: 100%;
height: 100%;
overflow: auto;
background-color: rgba(0,0,0,0.5);
}
.modal-content {
background-color: #fff;
margin: 15% auto;
padding: 20px;
border: 1px solid #888;
width: 80%;
max-width: 500px;
}
.close {
color: #aaa;
float: right;
font-size: 28px;
font-weight: bold;
}
.close:hover,
.close:focus {
color: #000;
text-decoration: none;
cursor: pointer;
}
</style>
</head>
<body>
<h2>モーダルウィンドウのデモ</h2>
<!-- トリガーボタン -->
<button id="openModal">モーダルを開く</button>
<!-- モーダルの構造 -->
<div id="myModal" class="modal">
<!-- モーダルコンテンツ -->
<div class="modal-content">
<span class="close">×</span>
<p>ここにモーダルの内容が表示されます。</p>
</div>
</div>
<script>
// モーダル要素を取得
const modal = document.getElementById("myModal");
// ボタン要素を取得
const btn = document.getElementById("openModal");
// 閉じるボタン要素を取得
const span = document.getElementsByClassName("close")[0];
// ボタンがクリックされた時にモーダルを表示
btn.onclick = function() {
modal.style.display = "block";
}
// 閉じるボタンがクリックされた時にモーダルを非表示
span.onclick = function() {
modal.style.display = "none";
}
// モーダル外がクリックされた時にモーダルを非表示
window.onclick = function(event) {
if (event.target == modal) {
modal.style.display = "none";
}
}
</script>
</body>
</html>
CSSスタイルを設定する
上記のHTMLコード内で、モーダルウィンドウのスタイルを設定するCSSを記述しています。
特に重要なのは、モーダルを非表示にするための display: none;
と、
画面全体を覆う半透明の背景を実現する background-color: rgba(0,0,0,0.5);
です。
JavaScriptでモーダルの表示・非表示を制御する
次に、JavaScriptを使ってモーダルウィンドウの動作を制御します。
以下のスクリプトは、ボタンをクリックした時にモーダルを表示し、
閉じるボタンまたはモーダル外をクリックした時にモーダルを閉じる仕組みです。
// モーダル要素を取得
var modal = document.getElementById("myModal");
// ボタン要素を取得
var btn = document.getElementById("openModal");
// 閉じるボタン要素を取得
var span = document.getElementsByClassName("close")[0];
// ボタンがクリックされた時にモーダルを表示
btn.onclick = function() {
modal.style.display = "block";
}
// 閉じるボタンがクリックされた時にモーダルを非表示
span.onclick = function() {
modal.style.display = "none";
}
// モーダル外がクリックされた時にモーダルを非表示
window.onclick = function(event) {
if (event.target == modal) {
modal.style.display = "none";
}
}
実際に試してみよう!
このコードをコピーして、ご自身のプロジェクトに取り入れてみてください。
モーダルウィンドウを使うことで、ユーザーに対して重要な情報を際立たせたり、
フォームの入力を促したりすることができます。
シンプルな実装でありながら、非常に便利なUI要素です。
まとめ
今回は、JavaScriptを使った基本的なモーダルウィンドウの実装方法について解説しました。
実際のプロジェクトでは、これを基にスタイルや機能をカスタマイズして、
よりリッチなモーダルウィンドウを作成してみてください。
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