クライアントに刺さるデザイン提案とは?ー「センス」ではなく「成果」で通す提案の作り方
「いいデザインなのに通らない」
「修正ばかりで決まらない」
「価格でしか判断されない」
こうした悩みの多くは、提案の仕方に原因があります。
結論から言うと、
刺さる提案は「見た目の説明」ではなく「成果の説明」になっている
これがすべてです。
この記事では
・提案が通らない原因
・刺さる提案の設計方法
・実務で使えるフレーム
・そのまま使えるトーク例
を体系的に解説します。
なぜ提案が通らないのか
まず前提として、クライアントはデザインを買っているのではありません。
結果(売上・問い合わせ・集客)を買っています。
それにも関わらず、多くの提案はこうなっています。
・「シンプルでおしゃれにしました」
・「トレンドを取り入れました」
・「色を統一しました」
これはすべて作り手目線です。
クライアント視点では
「それで何が良くなるの?」
という状態になります。
刺さる提案の本質
刺さる提案は必ずこの構造になっています。
課題 → 解決 → 期待効果
例(NG)
「青を基調にして信頼感を出しました」
例(OK)
「ユーザーの不安を減らすために青を基調にし、
問い合わせ率の向上を狙っています」
同じ内容でも、伝え方で価値が変わります
提案で差がつく5つのポイント
① 課題から話す
いきなりデザインの説明をしないこと。
まずは
・現状の問題
・ユーザーの悩み
を提示します。
② ユーザー目線で説明する
主語を「自分」ではなく「ユーザー」にする。
NG
「このデザインにしました」
OK
「ユーザーが迷わないように設計しました」
③ 数字・効果で語る
できるだけ結果に紐づけます。
・問い合わせ率
・クリック率
・離脱率
抽象→具体に変換する
④ シンプルに伝える
情報を詰め込みすぎないこと。
提案は
分かりやすさが最優先
です。
⑤ 選択肢を出す
1案だけでなく2〜3案出すと
・比較しやすい
・納得感が出る
刺さる提案の構成テンプレ
そのまま使える構成です。
① 課題
現在の問題点を明確化
② ターゲット
誰に向けたデザインか
③ コンセプト
どんな方向性か
④ デザイン説明
具体的な施策
⑤ 期待効果
どう変わるか
実際の提案例(そのまま使える)
例:LPデザイン
① 課題
現在のページは情報が整理されておらず、ユーザーが何をすべきか分かりにくい状態です。
② ターゲット
初めてサービスを利用する20代〜30代
③ コンセプト
「迷わず行動できるシンプル設計」
④ デザイン説明
・CTAをファーストビューに配置
・余白を広く取り視認性向上
・情報を3ステップで整理
⑤ 期待効果
・問い合わせ率向上
・離脱率改善
この構造で話すだけで通りやすくなります
クライアント別の刺さるポイント
中小企業
・分かりやすさ
・売上につながるか
大企業
・ブランド
・一貫性
・ロジック
個人事業主
・即効性
・コストパフォーマンス
相手に合わせて変えることが重要
よくある失敗
おしゃれ重視
→ 意味が伝わらない
専門用語を使う
→ 理解されない
長すぎる説明
→ 聞かれない
自分の好み
→ 刺さらない
一気に通るようになるコツ
① 結論から話す
② 1スライド1メッセージ
③ 図で説明
④ ストーリーを作る
「なぜこのデザインか」を一貫させる
プロがやっている思考
プロはデザインを
作品ではなく“提案資料”として扱っています
つまり
・見せ方
・伝え方
・ストーリー
まで設計しています。
まとめ
クライアントに刺さる提案は
・課題から話す
・ユーザー視点で説明
・効果で語る
・シンプルに伝える
これが基本です。
最後に
デザインが通らない原因のほとんどは
スキルではなく提案力
です。
同じデザインでも
・伝え方
・構成
・視点
で結果は大きく変わります。
まずは
「このデザインで何が良くなるのか」
これを言語化することから始めてみてください。
それだけで提案の通過率は確実に上がります。


