お客様に信頼されるデザインの提出方法とマナー|受注後に評価を下げないための基本

「デザインは気に入ってもらえたはずなのに、反応が悪い」
「修正が増えて、やり取りがギクシャクした」
「次の案件につながらなかった」

こうしたトラブルの多くは、
デザインのクオリティではなく「提出の仕方」と「マナー」 が原因です。

実際のところ、
クライアントがデザイナーを評価するときに見ているのは、

  • デザイン力:3割
  • コミュニケーション・提出姿勢:7割

と言っても過言ではありません。

この記事では、
お客様に「この人に任せてよかった」と思われるデザイン提出の方法とマナー を、
初心者〜実務初期の方にも分かりやすく解説します。

なぜ「提出方法」が信頼を左右するのか?

クライアントにとってデザイン提出とは、

成果物の確認+仕事ぶりの評価タイミング

です。

このとき、無意識に以下をチェックしています。

  • 説明は分かりやすいか
  • こちらの意図を汲んでいるか
  • 修正しやすそうか
  • 一緒に仕事しやすそうか

つまり、
提出=営業の続き なのです。

信頼されない提出でよくあるNG例

まずは、やりがちな失敗から確認しましょう。

デザインだけポンと送る
「ご確認お願いします。」だけの一文
修正点を想定していない
専門用語だらけの説明
ファイル名が雑(final_最終_修正2.fig など)

これらはすべて、
「相手の立場を考えていない」と受け取られる可能性 があります。

信頼されるデザイン提出の基本構成(結論)

デザイン提出時は、
以下の5点を必ず押さえましょう。

① 挨拶・状況共有
② 全体コンセプトの説明
③ 注目してほしいポイント
④ 修正前提の姿勢
⑤ 次のアクションの明示

この順番で伝えるだけで、
印象は大きく変わります。

① 挨拶・状況共有:まずは安心させる

最初の一文はとても重要です。

良い例

お世話になっております。
〇〇の初稿デザインをご共有いたします。

NG例

デザインできました。

丁寧すぎる必要はありませんが、社会人としての基本は必須 です。

② 全体コンセプトを必ず言語化する

デザインを見せる前に、
「どんな考えで作ったか」 を伝えましょう。

今回は、
・初見でもサービス内容が伝わること
・安心感・信頼感が出ること
を意識して全体を設計しています。

これがあるだけで、
クライアントは 「意図を理解しながら見る」 状態になります。

③ 注目してほしいポイントを絞って伝える

すべてを説明する必要はありません。

特に以下の点をご確認いただければと思います。
・ファーストビューの訴求内容
・CTA周りの導線
・配色のトーン

3点以内がベスト
相手の負担を減らすのが信頼につながります。

④ 修正前提の姿勢を明確にする

信頼される人ほど、
最初から「修正OK」の姿勢を見せています。

良い例

ご要望やイメージと異なる点がございましたら、
遠慮なくお知らせください。

NG例

修正があれば言ってください。(ぶっきらぼう)

「一緒に作る姿勢」 を伝えるのが重要です。

⑤ 次のアクションを明示する

提出して終わり、はNGです。

問題なければ、次は〇〇ページの制作に進めればと思います。
修正点があれば、〇日までにいただけますと幸いです。

次の流れを示す=仕事ができる印象 になります。

■ Figma提出時に意識したいマナー

フレーム名を分かりやすく

  • TOP_PC
  • TOP_SP
  • 修正案A/B

コメントを使いすぎない

  • 補足はOK
  • 説明はメッセージ本文が基本

編集権限の付与に注意

  • 基本は「閲覧+コメント」

「触らせない設計」も信頼の一部 です。

修正依頼をもらったときの対応が一番見られている

実は、
最も信頼が上がるのは修正対応のタイミング です。

良い対応例

ご指摘ありがとうございます。
以下の内容で修正いたします。
・〇〇の文言調整
・△△の配色変更

要約+確認+対応 ができると一気に評価が上がります。

信頼される人がやっている小さな習慣

  • 提出期限を必ず守る
  • 遅れそうな場合は早めに連絡
  • 専門用語を使いすぎない
  • 「なぜそうしたか」を説明できる

これらはすべて、
デザインスキルとは別の“仕事力” です。

よくある誤解:「丁寧=堅苦しい」ではない

信頼される提出とは、

  • 長文であること
  • 形式ばっていること

ではありません。

大切なのは、
相手が理解しやすく、判断しやすいか

丁寧さとは、
相手の時間と立場を尊重すること です。

まとめ|信頼はデザイン提出の「姿勢」で決まる

お客様に信頼されるデザイナーは、

  • デザインを「説明できる」
  • 修正を前向きに捉える
  • 次の行動を示せる

という共通点があります。

デザイン提出は、単なる成果物共有ではなく
「この人と仕事を続けたいか」の判断材料

ぜひ次回の提出から、
今回のポイントを意識してみてください。