HTMLとCSSの初心者向けガイド – ゼロから始めるウェブページ作成

Posted on by

HTMLとCSSは、ウェブページを作成する上で必要不可欠な技術です。この記事では、HTMLとCSSが苦手な方でも理解しやすいように、基本から丁寧に解説していきます。

はじめに: HTMLとCSSって何？

まず、HTML（HyperText Markup Language）は、ウェブページを構成するための骨組みを作る言語です。

そしてCSS（Cascading Style Sheets）は、その骨組みに色やレイアウトを施し、
見た目を整えるための言語です。

HTMLの基礎

HTMLはタグと呼ばれる特定のキーワードを使ってウェブページの構造を定義します。
例えば、<p>タグは段落を表します。

基本的なHTML構造

全てのHTMLファイルは以下のような基本構造から始まります。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>

    <!-- ここにコンテンツが入ります -->

</body>
</html>

<!DOCTYPE html>は文書がHTML5で書かれていることをブラウザに伝えます。<head>タグ内にはページのタイトルや文字コードの設定などが入ります。<body>タグ内には実際にブラウザ上で表示される内容が入ります。

タグの例

<h1>これは大見出しです</h1>
<p>これは段落です。テキストが入ります。</p>
<img src="image.jpg" alt="代替テキスト">
<a href="http://www.example.com">これはリンクです</a>
  • <h1>: 見出しを示すタグで、<h1>から<h6>まであります。
  • <p>: 段落を示すタグです。
  • <img>: 画像を挿入するタグです。src属性でファイルのパスを指定します。
  • <a>: リンクを作成するタグです。href属性でリンク先のURLを指定します。

CSSの基礎

CSSはHTMLにスタイルを追加するために使用します。
CSSでは、セレクタと呼ばれるパターンを使用して、どのHTML要素にスタイルを適用するかを定義します。

CSSの基本構文

セレクタ {
    プロパティ: 値;
}
  • セレクタはスタイルを適用したいHTML要素を指定します。
  • プロパティはどのようなスタイルを適用するかを指定します。
  • 値はプロパティに設定する値です。

例

body {
    background-color: #f8f8f8;
}

h1 {
    color: #333;
    font-size: 24px;
}

p {
    color: #666;
    line-height: 1.6;
}
  • bodyセレクタは、ページ全体の背景色を設定します。
  • h1セレクタは、<h1>タグのテキストの色とフォントサイズを設定します。
  • pセレクタは、<p>タグのテキストの色と行間を設定します。

CSSをHTMLに適用する方法

CSSは以下の3つの方法でHTMLに適用できます。

  1. インラインスタイル：HTML要素のstyle属性内に直接書き込む方法です。
  2. 内部スタイルシート：HTMLの<head>タグ内に<style>タグを用いて書く方法です。
  3. 外部スタイルシート：別の.cssファイルに書き、HTMLでリンクする方法です。

インラインスタイルの例

<p style="color: #666; line-height: 1.6;">これは段落です。</p>

内部スタイルシートの例

<head>
    <style>
        p {
            color: #666;
            line-height: 1.6;
        }
    </style>
</head>

外部スタイルシートの例

CSSファイル（例：styles.css）:

p {
    color: #666;
    line-height: 1.6;
}

HTMLファイル:

<head>
    <link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>

まとめ

HTMLとCSSは初心者にとっては難しく感じるかもしれませんが、基本的な構造とスタイリングの原則を理解すれば、簡単なウェブページを作成することができます。最も重要なのは、実際にコードを書いて試しながら学ぶことです。エラーを恐れず、試行錯誤を繰り返すことで、自然と理解が深まります。

この記事がHTMLとCSSの入門としてお役に立てれば幸いです。次は、実際にコードを書いてみて、自分だけのウェブページを作成してみましょう。