【2022年最新】Googleタグマネージャー(GTM)を使用したGA4の設定方法
Googleが無償提供している「タグ管理ツール」のことを「Googleタグマネージャー(GTM)」と言います。GTMを活用する事で複数のタグを一元管理することが可能になります。GA4を使用するのであれば、GTMとの相性が良いのでGTMの利用を推奨します。
ここでは、GTMを使用したGA4の設定方法を分かりすく解説します。
Googleタグマネージャー(GTM)とは?
Googleが提供する無料の「タグ管理ツール」のことをGoogleタグマネージャー(通称GTM:ジーティーエム)』と言います。アクセス解析やWeb広告などで、利用しているHTMLタグを管理することをタグ管理と言い、GTMはそれらの管理を一纏めで管理することを可能にしたツール(タグマネージャー)になります。そしてタグとは、リスティング広告やディスプレイ広告などの「広告」や、「MAツール」等、それぞれの管理画面から発行される「コード」のことをタグと言います。
タグマネージャーが登場するまでは、一つ一つのタグを管理していましたが、GTMでは、その導入ツールごとに発行されるタグを、対象のWebサイトのページごとに共通のタグ(ワンタグ)を設置し
一元管理できるようになりました。
GTMの導入方法
「Googleタグマネージャー(GTM)」の導入方法について、以下の2ステップで解説します。
・STEP1:アカウントを作成する
・STEP2:GTMのタグをサイトに設置する
【STEP1】アカウントを作成する
以下へアクセスしたのち、「無料で利用する」をクリックします。
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/tag-manager/
アカウントの設定画面が表示されたら、以下のように入力を進め、「作成」をクリックします。
・ アカウント名:自社の会社名やサイト名など「任意の名称」
・国:日本企業である場合は「日本」を選択
・コンテナ名:対象サイトの「URL(※www以下)」を記載
・ターゲットプラットフォーム:「ウェブ」を選択
「Googleや他の人と匿名でデータを共有」は、チェックを入れる事で「機械学習を促進し、精度を向上するメリットがある」とされていますが、任意ですので必要であればチェックを入れましょう。
利用規約が表示されるので、「同意する」をチェックし、「はい」ボタンをクリックします。
言語は、「日本語」の選択肢が存在しないので「英語」表記のままで大丈夫です。
【STEP2】GTMのタグをサイトに設置する
アカウント作成が完了すると、「GTMのタグ(コード)」が2つ表示されますので、この2種類のコードを対象サイトの「全ページ」に貼り付けていきます。
もしコードの表示が消えた場合は、画面右上の「コンテナID」をクリックすれば再度表示されます。
GA4の設定方法
次は、GTMを使用してGA4の設定をする方法」について、解説します。
・STEP1:測定IDをコピーする(@GA4の管理画面)
・STEP2:GA4のタグを設定する(@GTMの管理画面)
・STEP3:動作確認をする(@GTMの管理画面)
【STEP1】測定IDをコピーする(@GA4の管理画面)
GA4の管理画面の左下部分の歯車部分をクリックしデータストリームにの画面に入り、対象のウェブサイトを選択します。
「ウェブストリームの詳細」画面に遷移したら、「測定ID」をコピーします。
【STEP2】GA4のタグを設定する(@GTMの管理画面)
GTMの管理画面より左画面のタグをクリックします。
タグをクリックした後に新規をクリックします。
すると、次のような画面が表示されるので、タグの名称を「名前のないタグ」から「任意の名称」に変更し、「タグの設定」をクリックします。
画面右側からリストが表示されるので、「Googleアナリティクス:GA4 設定」を選択します。
再度タグの設定画面が表示されたら、予めコピーしておいた「GA4の測定ID」を貼り付け、「トリガー」の白い枠内をクリックします。
「トリガーの選択」画面が表示されるので、「All Pages」を選択します。
設定内容を確認し、問題がなければ「保存」をクリックして、「GA4の計測タグの設定」を完了します。
【STEP3】動作確認をする(@GTMの管理画面)
GTM・GA4の設定・連携が正常に動作しているかを確認するために「プレビュー」ボタンをクリックします。
別タブが開き、『Tag Assistant』という画面に遷移するので、対象サイトのURLを入力し「Connect」ボタンを押します。
そうすると新規ウィンドウにて、入力した対象サイトが表示されます。
画面右下の「Tag Assistant Connected」という表示を確認し、「Finish」を押し、ウィンドウを閉じます。
その後、元々操作していたGTMの管理画面に戻り「Connected!」という表示を確認し、「Continue」をクリックをします。
タグが正常に設置・連携できていると、「Tags Fired」に分類され、タグが正常に設置・連携できていないと、「Tags Not Fired」に分類されます。ご自身が設定したGA4のタグが、「Tags fired」に分類されている事を確認できれば正常に動いています。ご自身が設定したタグが「Tags Fired」に分類されている事を確認できたら、「GTMの管理画面」へと戻り、「公開」ボタンをクリックします。
そうすると送信設定」という画面が表示されるので「バージョン名」と「バージョンの説明」を入力して「公開」しましょう。「バージョン名」と「バージョンの説明」の入力は任意ですが、後から履歴を振り返りやすいように入力しておくと便利です。
二重計測に注意
「GTM」の導入以前に既にGA4」を導入しているケースでは、「直貼りしていたタグ(トラッキングコード)」と「GTMで設置したタグ」が“二重計測されるので、注意が必要です。ですので、GTMでGA4を導入する場合は、既存の「GA4タグ」を「htmlソース」から削除するようにしましょう。
※サイトに直貼りしていたのが「UAタグ(旧型GA)」の場合は、問題ありません。
「htmlソース」からGAのトラッキングコードを削除し、GAの管理画面から自分のアクセスが正常にカウントされていれば、GTMの設定・GAとの連携が正常に動作していることになります。
まとめ
今回はGTMの導入方法から、GTMを使用したGA4の設定方法までを解説しました。
複数のWeb解析ツールを利用したり、広告媒体を出稿したりすると、管理するのが大変となり運用管理の効率が下がります。しかしGTMは、タグを一元管理することが可能なので運用管理の効率が飛躍的に上がります。もしまだGTMをご利用していない方は、こちらの記事を参考にしてGTMを導入・活用してみてください。
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