WordPressPHPでURLに特定の文字列が含まれているかどうかを判定する方法

ウェブ開発において、URLに特定の文字列が含まれているかどうかを判定し、
それに応じた処理を実行することはよくあります。
この記事では、PHPを使ってこのタスクを実現するための複数の方法を紹介します。
特に、testtest02の両方の文字列が含まれているかどうかを判定する方法について詳しく解説します。

方法1: strstrを使用する

strstr関数は、特定の文字列が他の文字列に含まれているかどうかをチェックするための関数です。
この関数は、文字列が見つかった場合にその部分文字列を返し、見つからない場合はfalseを返します。

<?php
$url = $_SERVER['REQUEST_URI'];
if (strstr($url, 'test') !== false && strstr($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test' と 'test02' が含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (strstr($url, 'test') !== false) {
echo "URLに 'test' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (strstr($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test02' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} else {
echo "URLに 'test' も 'test02' も含まれていない場合の処理を記述する。";
}
?>

方法2: strposを使用する

strpos関数も同様に、特定の文字列が他の文字列に含まれているかどうかをチェックします。
この関数は、文字列が見つかった場合にその位置を返し、見つからない場合はfalseを返します。

<?php
$url = $_SERVER['REQUEST_URI'];
if (strpos($url, 'test') !== false && strpos($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test' と 'test02' が含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (strpos($url, 'test') !== false) {
echo "URLに 'test' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (strpos($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test02' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} else {
echo "URLに 'test' も 'test02' も含まれていない場合の処理を記述する。";
}
?>

方法3: preg_matchを使用する(正規表現)

preg_match関数は、正規表現を使って文字列のパターンをチェックします。
複数の文字列をチェックする場合に便利です。

<?php
$url = $_SERVER['REQUEST_URI'];
if (preg_match('/test/', $url) && preg_match('/test02/', $url)) {
echo "URLに 'test' と 'test02' が含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (preg_match('/test/', $url)) {
echo "URLに 'test' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (preg_match('/test02/', $url)) {
echo "URLに 'test02' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} else {
echo "URLに 'test' も 'test02' も含まれていない場合の処理を記述する。";
}
?>

方法4: striposを使用する(大文字小文字を区別しない)

stripos関数は、strposと似ていますが、大文字小文字を区別しない点が異なります。

<?php
$url = $_SERVER['REQUEST_URI'];
if (stripos($url, 'test') !== false && stripos($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test' と 'test02' が含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (stripos($url, 'test') !== false) {
echo "URLに 'test' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} elseif (stripos($url, 'test02') !== false) {
echo "URLに 'test02' のみが含まれている場合の処理を記述する。";
} else {
echo "URLに 'test' も 'test02' も含まれていない場合の処理を記述する。";
}
?>

各PHPの違いについて

PHPでURLに特定の文字列が含まれているかどうかを判定する方法には、
それぞれに特有の特徴や使用シーンがあります。
以下に、strstrstrpospreg_match、およびstriposの違いを説明します。

strstrの特徴と使用シーン

特徴

  • 文字列の中から特定の部分文字列を検索し、見つかった場合はその部分文字列以降を返す。
  • 見つからない場合はfalseを返す。
  • 大文字小文字を区別する。

使用シーン

部分文字列がどこに位置しているかを気にせずに、含まれているかどうかだけを知りたい場合。

大文字小文字を区別したい場合。

$url = 'http://example.com/testpage';
$result = strstr($url, 'test'); // "testpage"

strposの特徴と使用シーン

特徴

  • 文字列の中から特定の部分文字列を検索し、見つかった場合はその位置(インデックス)を返す。
  • 見つからない場合はfalseを返す。
  • 大文字小文字を区別する。

使用シーン

文字列内の特定の部分文字列の位置を知りたい場合。

大文字小文字を区別したい場合。

$url = 'http://example.com/testpage';
$result = strpos($url, 'test'); // 19

preg_matchの特徴と使用シーン

特徴

  • 正規表現を使って文字列の中から特定のパターンを検索する。
  • 見つかった場合は1を返し、見つからない場合は0を返す。
  • 大文字小文字の区別は正規表現のオプションによる。

使用シーン

より複雑な検索パターンが必要な場合(例: 特定の形式やルールに基づいた文字列の検索)。

大文字小文字の区別を柔軟に制御したい場合。

$url = 'http://example.com/testpage';
$result = preg_match('/test/', $url); // 1

striposの特徴と使用シーン

特徴

  • strposと同様に、文字列の中から特定の部分文字列を検索し、その位置を返す。
  • 見つからない場合はfalseを返す。
  • 大文字小文字を区別しない。

使用シーン

文字列内の特定の部分文字列の位置を知りたい場合。

大文字小文字を区別せずに検索したい場合。

$url = 'http://example.com/Testpage';
$result = stripos($url, 'test'); // 19
  • strstr: 部分文字列が含まれているかどうかを大文字小文字を区別して判定する場合に使用。
  • strpos: 部分文字列の位置を大文字小文字を区別して判定する場合に使用。
  • preg_match: 正規表現を使った複雑なパターンマッチングや柔軟な大文字小文字の区別が必要な場合に使用。
  • stripos: 部分文字列の位置を大文字小文字を区別せずに判定する場合に使用。

それぞれの特徴を理解し、具体的なニーズに応じて適切な関数を選択することが重要です。

まとめ

以上、PHPを使用してURLに特定の文字列が含まれているかどうかを
判定する複数の方法を紹介しました。
strstrstrpospreg_match、およびstriposの各関数は、
それぞれの用途に応じて使い分けることができます。
具体的なニーズに合わせて、これらの方法を適切に選択して使用してください。