Googleフォームから必要な情報を抽出してHTMLフォームに組み込む方法

Googleフォームは簡単に使えるフォーム作成ツールですが、
オリジナルデザインの問い合わせフォームとして利用したい場合には、
Googleフォームから必要な情報を抽出して、自分のHTMLフォームに反映させる方法があります。
今回は、Googleフォームのリンクと項目のnameプロパティを取得し、
カスタマイズしたHTMLフォームに埋め込む手順をご紹介します。

手順1: Googleフォームのリンクを取得する

Googleフォームにデータを送信するには、Googleフォームの正確なリンクを取得する必要があります。

1. Googleフォームを作成
   Googleフォームを作成し、「送信」ボタンをクリックします。
2. 埋め込みリンクを確認
   埋め込みアイコン（<>）を選び、iframeタグ内のURLを取得します。短縮リンクを使用するとエラーが発生する場合があるため、必ず長文リンクを利用します。
3. 検証ツールでの確認
   検証ツールを開き、<form action="">タグ内のリンクを確認してコピーします。リンクが正しく表示されていることを確認しましょう。

手順2: 各項目のnameプロパティを取得する

次に、フォームの各入力項目に対応するnameプロパティを取得します。

1. 検証ツールで項目のタグを確認
   各項目のタイトル（例えば「名前」や「メールアドレス」）が表示されている部分を選択し、
   該当するdata-params属性内の数値を確認します。
2. 数値をメモ
   取得した数値が各項目のnameプロパティとなります。
   これをメモしておき、後ほどHTMLコードに反映させます。

手順3: カスタムHTMLフォームを作成する

必要な情報を取得できたら、カスタマイズしたHTMLフォームに組み込みます。
以下にHTMLとCSSのサンプルコードを示します。

HTMLコード

<p style="text-align: center; margin: 30px 0">ご質問・ご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。</p>
<form class="custom-form" action="この部分に作成したGoogleフォームの内容を記載します。" method="POST">
    <div class="custom-form-group">
        <label for="name">お名前<span class="required-label">必須</span></label>
        <input type="text" id="name" name="690315515" placeholder="例: 山田 太郎" required>
    </div>
    <div class="custom-form-group">
        <label for="email">メールアドレス<span class="required-label">必須</span></label>
        <input type="email" id="email" name="310605352" placeholder="例: sample@example.com" required>
    </div>
    <div class="custom-form-group">
        <label for="message">お問い合わせ内容</label>
        <textarea id="message" name="1726417427" placeholder="ご記入ください"></textarea>
    </div>
    <div class="form-submit">
        <button type="submit">送信する</button>
    </div>
</form>

CSSコード

.custom-form {
    max-width: 650px;
    padding: 20px;
    background-color: #f4f4f4;
    border: 1px solid #ddd;
    border-radius: 8px;
    margin: 0 auto;
    font-family: Arial, sans-serif;
}
.custom-form-group {
    display: flex;
    flex-direction: column;
    margin-bottom: 15px;
}
.custom-form-group label {
    font-weight: bold;
    margin-bottom: 5px;
    color: #333;
}
.custom-form-group input,
.custom-form-group textarea {
    padding: 10px;
    font-size: 15px;
    border: 1px solid #ccc;
    border-radius: 5px;
    resize: vertical;
}
.custom-form-group input:focus,
.custom-form-group textarea:focus {
    border-color: #0066cc;
    outline: none;
    box-shadow: 0 0 5px rgba(0, 102, 204, 0.5);
}
.required-label {
    color: #ffffff;
    background-color: #d9534f;
    border-radius: 4px;
    padding: 2px 6px;
    font-size: 12px;
    margin-left: 8px;
}
.form-submit {
    text-align: center;
}
.form-submit button {
    padding: 12px 30px;
    font-size: 16px;
    font-weight: bold;
    color: #fff;
    background-color: #0066cc;
    border: none;
    border-radius: 5px;
    cursor: pointer;
    transition: background-color 0.3s ease;
}
.form-submit button:hover {
    background-color: #004080;
}

実装ポイント

• カスタマイズされたスタイル
  フォーム全体に落ち着いたグレーの背景と青色のボタンスタイルを適用しています。ボタンのホバーエフェクトも加えることで、よりインタラクティブなデザインに仕上げています。
• 必須マークのスタイリング
  必須項目のラベルには赤い背景色を指定し、見やすく表示しています。
• レスポンシブ対応
  フォーム全体の幅をmax-width: 650pxに指定し、
  デバイスの画面幅に応じて中央揃えで表示されるようにしています。

まとめ

このように、Googleフォームから必要な情報を抽出してカスタムHTMLフォームに組み込むことで、
より自由なデザインが可能です。
今回の手順を使って、独自スタイルの問い合わせフォームを作成してみてください。

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