SEOを意識したHTMLコーディング:タグ構造とalt属性の最適化
〜検索に強いサイトは「HTMLの設計」が9割〜
SEOは「コンテンツ」だけでは勝てない
SEOというと、多くの人が最初に思い浮かべるのは
- キーワード選定
- 記事の文章
- 被リンク
- E-E-A-T
といった“コンテンツ側”の話だと思います。
もちろんそれらは重要ですが、実務の現場ではそれ以前に…
HTMLが整っていないサイトは、内容が良くても正しく評価されにくい
という事実があります。
検索エンジン(Googleなど)は、人間のように「雰囲気」でページを理解しません。
HTMLの構造から、
- このページは何が重要なのか
- どこからどこまでが本文なのか
- どの情報が見出しで、どれが補足なのか
を読み取り、評価します。
つまりSEOに強いHTMLとは、
検索エンジンが理解しやすい文章構造を、正しくマークアップできているHTML
です。
この記事ではその中でも特に重要な
- タグ構造(見出し・セマンティックHTML)
- alt属性(画像SEO&アクセシビリティ)
に絞って、すぐ実装に使える形で解説します。
第1章:SEOを強くするHTMLの基本は「文書構造」
HTMLは見た目を作るためのものではなく、文書の意味を整理する言語です。
例として、以下のような“divだけのHTML”はSEO的に弱くなりがちです。
<div class="title">サービス紹介</div>
<div class="section">
<div class="headline">料金について</div>
<div class="text">〜本文〜</div>
</div>
人間は見た目で理解できますが、検索エンジンは
- 「title」って見出し?ただの文字?
- 「headline」って何?本文とどう違う?
となりやすいです。
SEOに強い構造にするとこうなります。
<h1>サービス紹介</h1>
<section>
<h2>料金について</h2>
<p>〜本文〜</p>
</section>
タグの意味が正しくなるだけで、検索エンジンの理解度が上がります。
第2章:セマンティックHTMLがSEOに効く理由
セマンティックHTMLとは、
タグの役割を意味に沿って使うHTML
のこと。
特に重要なのは次のタグです。
headernavmainsectionarticleasidefooter
たとえば以下のようにページの“骨格”を作るのが理想です。
<header>
<!-- ロゴ、グロナビ -->
</header>
<nav>
<!-- ナビゲーション -->
</nav>
<main>
<article>
<h1>記事タイトル</h1>
<section>
<h2>見出し</h2>
<p>本文…</p>
</section>
</article>
</main>
<footer>
<!-- 会社情報 -->
</footer>
SEOで得するポイント
- クローラーが「主要コンテンツ=main」を判別できる
- 「ナビ=nav」「補足=aside」が明確になる
- 本文の構造が整理されることで品質が上がる
結果として、ページ全体の評価・理解がブレにくいサイトになります。
第3章:見出しタグ(h1〜h3)最適化はSEOの必須事項
見出しの使い方で、SEOはかなり変わります。
SEO的に強い見出し構造
h1:ページで1回(ページの主題)h2:章(大項目)h3:節(小項目)
例
<h1>SEOを意識したHTMLコーディング</h1>
<h2>タグ構造がSEOに効く理由</h2>
<h3>セマンティックHTMLとは</h3>
<h3>div地獄がSEOを弱くする</h3>
<h2>alt属性の最適化</h2>
<h3>altに入れるべき情報</h3>
<h3>NG例</h3>
❌ よくあるNG例
NG1:h1が複数ある
<h1>サービス紹介</h1>
<h1>料金</h1>
→ 検索エンジンが「主題が複数ある?」となる場合があります。
NG2:順番が飛ぶ(h2の次がh4)
<h1>記事タイトル</h1>
<h4>小見出し</h4>
→ 文書構造が崩れます。
NG3:見た目のために見出しを使う
見出しは「デザイン用」ではなく「文書構造用」。
見た目はCSSで整えましょう。
第4章:alt属性はSEOとアクセシビリティ両方に効く
alt属性とは、画像の代替テキストのこと。
<img src="service.jpg" alt="不用品回収サービスの作業風景">
画像が読み込めない場合に表示されるだけでなく、Googleはalt属性を読んで
- 画像の内容
- 文脈(何に関する画像か)
- ページとの関連性
を理解します。
つまりaltは、画像SEOのメイン要素です。
第5章:alt属性の「最適化ルール」
altの基本ルール
- 画像が何かを正しく説明する
- キーワードは自然に含めてOK
- 詰め込みすぎない
- 装飾画像は空alt
良いaltの例
良い例1(写真)
<img src="staff.jpg" alt="スタッフが遺品整理の仕分けをしている様子">
良い例2(商品画像)
<img src="plan.jpg" alt="遺品整理スタンダードプランの料金表">
良い例3(場所)
<img src="office.jpg" alt="大阪営業所の外観">
悪いaltの例
NG例1:意味がない
<img src="aaa.jpg" alt="画像">
NG例2:ファイル名
<img src="staff_01.jpg" alt="staff_01">
NG例3:キーワード詰め込み
<img src="service.jpg" alt="不用品回収 大阪 格安 口コミ おすすめ 業者 即日対応">
→ スパムっぽく見えて逆効果になり得ます。
第6章:装飾画像はaltを空にするのが正解
背景・装飾・区切り線など「意味を持たない画像」は
<img src="icon.svg" alt="">
が正解です。
理由はシンプルで、
- 読み上げソフトが無駄に読み上げない
- SEO的にもノイズを増やさない
から。
特にアイコンの連発でaltを全部埋めてしまうと、評価がブレやすくなります。
第7章:SEOに効く「画像とテキストの関係」も意識する
altだけではなく、画像周辺のHTML構造も重要です。
たとえば以下のようにfigure構造が使えると強いです。
<figure>
<img src="result.jpg" alt="施工後の外壁塗装(ビフォーアフター)">
<figcaption>施工事例:外壁塗装(大阪市)</figcaption>
</figure>
Googleは
- alt
- figcaption
- 周辺テキスト
を合わせて理解します。
つまり、「画像単体」で戦うより、文脈ごと整えるのがSEOの本質です。
第8章:SEO目的なら「画像内テキスト」よりHTMLテキスト
よくある落とし穴として、
- 重要な説明が画像の中に書かれている
- ボタンが画像になっている
- キャッチコピーが画像に焼き込まれている
というケースがあります。
SEO的には、画像に書いた文字は弱い(読み取れるが確実性が低い)ので、
重要な情報は必ずHTMLテキストで書く
が鉄則です。
第9章:納品前に確認したいSEO HTMLチェックリスト
最後に、実務で使えるチェックリストです。
タグ構造
- header / nav / main / footer が適切
- section / article の使い分けOK
- divだけの構造になっていない
見出し
- h1がページに1つ
- h2→h3の階層が自然
- 見出しを装飾目的で使ってない
alt属性
- 意味のある画像に適切なaltがある
- 装飾画像はalt=””
- キーワード詰め込みになってない
- 画像の周辺テキストと整合している
まとめ:SEOは「HTMLで伝える力」で決まる
SEOはコンテンツも大事ですが、
その前提として 「検索エンジンに正しく伝えるHTML」 が必要です。
- タグ構造でページの意味を整理する
- 見出しで文書構造を明確にする
- alt属性で画像の内容を正しく説明する
この3点を押さえるだけで、
あなたのコーディングは “SEOに強い実装” に一気に近づきます。
見た目を作るだけでなく、意味を設計する。
それが「成果の出るHTML」です。
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